基本情報技術者試験 令和3年2201

1

0以上65,536未満の整数xを,16ビットの2進数で表現して,上位8ビットと下位8ビットを入れ替える。

得られたビット列を2進数とみなしたとき,その値をxを用いた式で表したものはどれか。

ここで,a÷bはaをbで割った商の整数部分を,a%bはaをbで割った余りを表す。

また,式の中の数値は10進法である。

2

図1は、ある地方の日単位の天気の移り変わりを示したものであり、数値は翌日の天気の変化の確率を表している。

ある日の天気が雨のとき、2日後の天気が晴れになる確率は幾らか

図1
天気 遷移図
3

相関係数に関する記述のうち、適切なものはどれか。

4

多数のクライアントが、LANに接続された1台のプリンタを共同利用するときの印刷要求から印刷完了までの所要時間を、待ち行列理論を適用して見積もる場合について考える。

プリンタの運用方法や利用状況に関する記述のうち、MMM/1の待ち行列モデルの条件に反しないものはどれか。

5

機械学習における「教師あり学習」の説明として,最も適切なものはどれか。

6

PCM伝送方式によって音声をサンプリング(標本化)して8ビットのデジタルデータに変換し、圧縮処理をしないで転送したところ、転送速度は64,000ビット/秒であった。このときサンプリング間隔は何マイクロ秒か。

9

再帰的に定義された手続きprocで,proc(5)を実行したとき,印字される数字を順番に並べたものはどれか。

proc(n)
n = 0ならば戻る
そうでなければ
{
nを印字する
proc(n - 1)を呼び出す
nを印字する
}
を実行して戻る
11

CPUのプログラムレジスタ(プログラムカウンター)の役割はどれか。

12

コンピュータは,入力,記憶,演算,制御及び出力の五つの機能を実現する各装置から構成される。命令はどの装置から取り出され,どの装置で解釈されるか。

表1
取出解釈
演算制御
記憶制御
制御演算
入力演算
19

ページング方式の仮想記憶において,主記憶に存在しないページをアクセスした場合の処理や状態の順番として,適切なものはどれか。ここで,主記憶には現在,空きのページ枠はないものとする。

20

モーターの速度制御などにPWM(Pulse Width Modulation)制御が用いられる。PWMの駆動波形を示したものはどれか。ここで,波形は制御回路のポート出力であり,低域通過フィルターを通していないものとする。

PWMの駆動波形
25

関係"注文記録"の属性間に①~⑥の関数従属性があり,それに基づいて第3正規形まで正規化を行って,"商品","顧客","注文","注文明細"の各関係に分解した。

関係"注文明細"として,適切なものはどれか。

ここで,{X,Y} は,属性XとYの組みを表し,X→Yは,XがYを関数的に決定することを表す。

また,実線の下線は主キーを表す。

注文記録(注文番号,注文日,顧客番号,顧客名,商品番号,商品名,数量,販売単価)

〔関係従属性〕

  • 1. 注文番号 → 注文日
  • 2. 注文番号 → 顧客番号
  • 3. 顧客番号 → 顧客名
  • 4. {注文番号,商品番号} → 数量
  • 5. {注文番号,商品番号} → 販売単価
  • 6. 商品番号 → 商品名
26

埋込みSQLにおいて,問合せによって得られた導出表を1行ずつ親プログラムに引き渡す操作がある。この操作と関係の深い字句はどれか。

28

DBMSに実装すべき原子性(atomicity)を説明したものはどれか。

43

デジタルフォレンジックスの説明として,適切なものはどれか。

47

流れ図において,分岐網羅を満たし,かつ,条件網羅を満たすテストデータの組はどれか。

流れ図
基本情報技術者試験 令和3年 2022年1月免除Q47 の流れ図
表1
xy
22
12
12
00
12
11
01
12
01
02
51

プロジェクトマネジメントにおいてパフォーマンス測定に使用するEVMの管理対象の組みはどれか。

52

工程管理図表に関する記述のうち,ガントチャートの特徴はどれか。

55

SLAを説明したものはどれか。

60

複数のシステム間でのデータ連携において,送信側システムで集計した送信データの件数の合計と,受信側システムで集計した受信データの件数の合計を照合して確認するためのコントロールはどれか。

61

情報化投資計画において,投資価値の評価指標であるROIを説明したものはどれか。

63

ビッグデータを有効活用し,事業価値を生み出す役割を担う専門人材であるデータサイエンティストに求められるスキルセットを表の三つの領域と定義した。データサイエンス力に該当する具体的なスキルはどれか。

ビジネス力 課題の背景を理解した上で、ビジネス課題を整理・分析し、解決する力
データサイエンス力 人工知能や統計学などの情報科学に関する知識を用いて、予測、検定、関係性の把握及びデータ加工・可視化する力
データエンジニアリング力 データ分析によって作成したモデルを使えるように、分析システムを実装、運用する力
64

受注管理システムにおける要件のうち,非機能要件に該当するものはどれか。

67

現在の動向から未来を予測したり,システム分析に使用したりする手法であり,専門的知識や経験を有する複数の人にアンケート調査を行い,その結果を互いに参照した上で調査を繰り返して,集団としての意見を収束させる手法はどれか。

76

ビッグデータ分析の手法の一つであるデシジョンツリーを活用してマーケティング施策の判断に必要な事象を整理し,発生確率の精度を向上させた上で二つのマーケティング施策a,bの選択を行う。

マーケティング施策を実行した場合の利益増加額(売上増加額-費用)の期待値が最大となる施策と,そのときの利益増加額の期待値の組合せはどれか。

基本情報技術者試験 令和三年 免除1月 問76. ビッグデータ分析
施策 利益増加額の期待値(億円)
a 70
a 160
b 82
b 162
77

工場である原料から3種類の製品A,B及びCを生産している。各製品の単位量当たりの製造時間と原料所要量及び利益額は表に示すとおりである。

この工場の月間合計製造時間は最大240時間であり,投入可能な原料は月間150kgである。

このとき,製品A,B及びCをそれぞれどれだけ作ると最も高い利益が得られるかを知りたい。この問題を解くのに適切な手法はどれか。

製品 A B C
製造時間(時間) 2 3 1
原料所要量(kg) 2 1 2
利益額(千円) 8 5 5

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