基本情報技術者試験令和4年A問13

記憶装置のアクセス速度ランキング

アクセス時間の最も短い記憶装置はどれか。

×不正解です

アクセス時間が短い順の主な記憶装置

レジスタ
CPU内部にあり、命令実行に使われるデータを一時的に保持する装置。
アクセス時間は数ナノ秒以下と非常に短い。
キャッシュメモリ
主記憶(RAM)より高速だが、レジスタより遅い。
CPUと主記憶の間で頻繁に使われるデータを保持する。
主記憶(RAM)
アクセス時間は数十ナノ秒程度。
プログラムやデータを保持する主要な作業領域。
補助記憶装置(例:SSDやHDD)
主記憶より大幅に遅い。
SSDで数十~数百マイクロ秒、HDDで数ミリ秒かかる。

さらに、CPU内部では以下のようになっています。

レジスタ(最速・最小容量)
CPUのコア内部で命令やデータを直接保持。
L1キャッシュ(非常に速い・小容量)
各CPUコアに専属であり、CPUの動作中に頻繁に使われるデータや命令を保存。
L2キャッシュ(速い・中容量)
L1キャッシュを補助する役割を持ち、複数のCPUコア間で共有する場合もある。少しアクセス時間が長いが、L1より容量が大きい。
L3キャッシュ(遅い・大容量)
CPU全体で共有するキャッシュ。L2を補助する役割。
主記憶(RAM)
キャッシュよりはるかに遅いが、大量のデータを保持可能。

早い順に、レジスタ, L1, L2, L3, メインメモリ, SSD等補助記憶となります。LはLevelを意味します。

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