基本情報技術者試験令和4年A問19

大規模データ分散処理基盤の理解と選択

Hadoopの説明はどれか。

×不正解です
Hadoop(ハドゥープ)は、ペタバイト級の大規模データの蓄積と処理を分散環境で実現するためのミドルウェアです。Googleが発表した分散処理フレームワーク「MapReduce」と分散ファイルシステム「Google File System」を基に、オープンソースとしてJavaで実装されました。Hadoopは主に2つのコンポーネントから構成されています。一つはHDFS(Hadoop Distributed File System)であり、大容量データの保存とアクセスを効率的に行う分散ファイルシステムです。もう一つはHadoop MapReduceで、これはデータの分散処理を効率化するフレームワークです。これにより、Hadoopは巨大なデータセットを迅速かつ効果的に分析することが可能となります。したがって、選択肢エがHadoopの正しい説明です。ア: JavaEE仕様に準拠したアプリケーションサーバ「WildFly」に関する説明です。WildFlyは、複雑なJaveEEアプリケーションのホスティングや実行をサポートするためのサーバソフトウェアです。Hadoopとは無関係です。イ: こちらはApacheやNginxといったWebサーバソフトウェアに関する説明です。これらのソフトウェアは、HTTPサーバ機能を提供し、主にWebページの配信を担当します。Hadoopとは異なる用途のソフトウェアです。ウ: 機能が豊富なRDBMS、「PostgreSQL」に関する説明です。PostgreSQLは関係データベース管理システムとして知られており、データの保存や問い合わせを行う際に利用されますが、Hadoopとは異なる使用目的を持ちます。エ: こちらがHadoopの正しい説明です。Hadoopは大規模なデータを分散して処理するためのオープンソースソフトウェアライブラリであり、HDFSとMapReduceフレームワークを使用して、効率的なデータ処理を行います。
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