基本情報技術者試験令和5年A問12

アジャイル開発とデイリースクラムの重要性

アジャイル開発手法のスクラムにおいて,開発チームの全員が1人ずつ『昨日やったこと』,『今日やること』,『障害になっていること』などを話し,全員でプロジェクトの状況を共有するイベントはどれか。

×不正解です

アジャイル開発(アジャイルソフトウェア開発)とは、『計画 → 設計 → 実装 → テスト』といった開発工程を機能単位の小さいサイクルで繰り返すのが特徴。

短期間のスパンで企画、要件定義、設計、製造、テストの工程を繰り返し進めていく開発手法です。アジャイル開発は、個人重視、ドキュメントだけではなく機能重視、顧客との協調重視、変化への対応重視というアジャイルの考え方に沿っています。主に、IT業界でとり入れられている開発手法です。

最初に計画をすべて立てて、それに忠実にしたがって開発を進めるウォーターフォール開発とは異なり、まずつくって一度プロジェクトを回してみて、問題点を見つけるという手法になります。最初にきっちりと組織づくりやドキュメントづくりをしてから開発を行うのではなく、小さい組織で製造をはじめる場合が多いです。小まわりが利く開発のため、顧客からのニーズをとり入れやすく、機能追加や変更などにも対応がしやすいというメリットがあります。

アジャイルとは?より

スプリントプランニングは、プロジェクトのスプリントで何を成し遂げるかを決定する重要なプロセスです。

スプリントレビューは、スプリントの完了時にその成果をステークホルダーに紹介し、フィードバックを得るイベントのことです。スプリント期間中に実施する最後から2つ目のイベントとなります。

デイリースクラムは、毎日同じ時間、同じ場所で15分程度、今後の作業計画やスプリントゴールに対する進捗の確認・調整をします。

開発者のためのスクラムイベントの1つであり、スプリントゴールを達成するために日々の作業の進捗や問題を共有し、必要に応じて作業や作業計画を調整するためのイベント。

デイリースクラムによって計画との乖離かいりや、作業を進める上での障害といったものを少しでも早いタイミングで明らかにすることで、ゴールの達成を阻害する問題の早期解決を図りやすくなることから、スクラムの成否に大きく影響する極めて重要なスクラムイベント。

レトロスペクティブは、スクラム開発のスプリント終了時に実施される振り返りミーティングを指します。

アジャイル(agile)とは直訳すると「素早い」「機敏な」「頭の回転が早い」という意味。

回答数 2
正解率 50%