基本情報技術者試験令和5年A問20

ボリュームライセンス:企業向けお得な契約形態

ボリュームライセンス契約の説明はどれか。

×不正解です

ボリュームライセンスとは、1つのソフトウェア製品に対して、複数の利用者のライセンス(使用許諾権)をまとめて提供する販売形態です。

企業や学校、官公庁などで同じソフトウェアを大量に導入する際に利用されることが多く、個別購入に比べて低価格となるのが特徴です。

主にマイクロソフト製品(Windows OS や Microsoft Office など)でよく利用されますが、Adobe など他ベンダーにおいても同様の仕組みが提供されています。

ボリュームライセンスのメリット

大量導入に伴うコスト削減
個別にライセンスを購入すると、1ライセンスあたりの単価が高くなります。しかし、ボリュームライセンスでは大口契約の扱いとなり、一括購入による割引が適用されるため、コスト削減に繋がります。
ライセンス管理の簡素化
個別ライセンスだと、シリアル番号やインストール台数の追跡管理が煩雑になります。ボリュームライセンスでは、組織全体で一括管理しやすく、ソフトウェアライセンスの適切な割り当てや監査が行いやすいという利点があります。
柔軟な利用形態
ソフトウェアによっては、利用台数が増減した場合の追加購入やアップグレード、サブスクリプションモデル(年間契約)など柔軟な形でライセンスを管理できる場合があります。
ソフトウェアの最新バージョン利用
マイクロソフトのボリュームライセンスプログラムには、ソフトウェアアシュアランス (Software Assurance, SA) と呼ばれる保守プログラムが含まれるオプションがあります。これを契約しておくと、契約期間内にリリースされる最新バージョンのソフトウェアへ追加費用なしでアップグレードできるメリットがあります。

サイトライセンス契約とは、利用する場所やサービスを受ける場所を単位として一括に契約する方式。

シュリンクラップ契約とは、商品を購入後、梱包された本体の封を開封した時点で使用許諾に同意したとされる契約。

クリックラップ契約とは、[同意する] ボタンなどのクリックまたは同様のプロセスを通して一連の契約条件に同意することを示す契約。

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