出現頻度の異なるA，B，C，D，Eの5文字で構成される通信データを，ハフマン符号化を使って圧縮するために，符号表を作成した。aに入る符号として，適切なものはどれか。
| 文字 | 出現頻度(%) | 符号 |
| A | 26 | 00 |
| B | 25 | 01 |
| C | 24 | 10 |
| D | 13 | a |
| E | 12 | 111 |
×不正解です
ハフマン符号化は、データ圧縮のための効率的な符号化方式の一つです。
これは、出現頻度の高いデータには短いビット列を、逆に低い頻度のデータには長いビット列を与える仕組みです。
大事な点は、符号体系が接頭辞符号となるように設計されていることです。つまり、どの符号も他の符号の先頭部分（接頭辞）にはなりません。
この特性により、符号化されたビット列を一方向に読み進めるだけで、元のデータに効率よくデコードできます。
今回の問題では、既に割り当てられた符号 "00"、"01"、"10"、"111" があり、この中で "110" という選択肢が一度も接頭辞として割り当てられていません。
したがって、選択肢エ（"110"）が正しい答えです。他の選択肢である "001"、"010"、"101" は既に他の符号の接頭辞となる可能性があるため、不適切です。