基本情報技術者試験令和2年A問14

仮想化技術の特性: ライブマイグレーションの理解

仮想サーバの運用サービスで使用するライブマイグレーションの概念を説明したものはどれか。

×不正解です

ライブマイグレーションとは、物理サーバ上で動作中の仮想マシンを別の物理サーバへ移動させる技術のことを指します。

この技術の最大のメリットは、OSやソフトウェアの停止を伴わないため、作業中のダウンタイムをほぼゼロに抑えることができる点です。

そのため、仮想マシンの作業状態やセッションをそのまま維持でき、高い可用性を実現します。

マイグレーションという用語は「移動」や「移住」を意味し、「ライブ」は「生の」「そのままの」という意味を持ちます。したがって、ライブマイグレーションは実行中のアプリケーションをそのままの状態で別のサーバに移動する技術であることを表しています。

  • イ: データの活用度や頻度に応じて、適したストレージに自動的にデータを配置する技術であり、これはライブマイグレーションではなく、ストレージ自動階層化の概念に関する説明です。
  • ウ: 複数の利用者が同じサーバやデータベースを共有しつつ、データベース内容を利用者別に分離する技術です。これはマルチテナントの概念により近いです。
  • エ: 利用者の要求に応じてリソースを動的に割り当て、不要になった際には他の利用者に回す技術です。これはリソースオンデマンドの概念であり、ライブマイグレーションとは別の技術です。
回答数 2
正解率 50.00%