全体集合S内に異なる部分集合AとBがあるとき,A∩Bに等しいものはどれか。ここで,A∪BはAとBの和集合,A∩BはAとBの積集合,AはSにおけるAの補集合,A-BはAからBを除いた差集合を表す。
×不正解です
集合の演算は、特に論理的な問題を解く際に非常に役立ちます。この問題では、部分集合AとBの積集合(A∩B)に等しい集合演算を見つけることが求められています。積集合A∩Bとは、AとBの両方に共通する要素を持つ集合のことを指します。
まず選択肢アのA-Bを考えます。A-Bは集合Aに存在し、なおかつ集合Bには存在しない要素の集合です。この演算により得られる集合は、両方に共通する要素だけで構成されるA∩Bとは異なるため、答えにはなりません。
選択肢イの(A∪B)-(A∩B)は、AとBの和集合A∪Bから積集合A∩Bを引いた集合です。つまり、AとBに共通しない要素だけを含む集合を得ることになります。したがって、これもA∩Bには等しくありません。
選択肢ウの(S-A)∪(S-B)は、補集合の和を取る操作です。SからAとBの要素をそれぞれ除いた集合の和集合となるので、これはA∩Bとはまったく異なる概念です。
選択肢エのS-(A∩B)は、全体集合SからA∩Bを除外する集合です。AとBの共通する要素以外を含むため、A∩Bとは逆の概念になります。
これらの中で、A∩Bに等しい集合演算が存在しないことから、与えられた答えアは誤りです。解説文に誤解があったようです。このような場合には、より具体的なベン図の作成や集合の演算ルールの再確認が適切かもしれません。
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