基本情報技術者試験平成31年春期問2

パリティビットの役割とビット演算方法

最上位をパリティビットとする8ビット符号において,パリティビット以外の下位7ビットを得るためのビット演算はどれか。

×不正解です

ビットを反転させる方法として、ANDかXORがあります。

0111 1111 (7F)
1001 1100 (取得したい7bit)
0001 1100 (取得された7bit)
↑7FとANDを取ることによって、1桁目のパリティビット以外の7bitを取得しています。

XORで反転させる方法もありますが、パリティビットも取得してしまうので適切ではありません。

パリティビットとは

データが正しく伝送されたかどうかを確認するために使われる追加のビットです。データ通信する際には大量の1と0の数値を扱います。あまりにも数が多いので、例えば100万字に1字は誤ったり消失する可能性があります。そこで、簡単な方法でエラーをチェックするための手段として利用されます。

ただし、パリティビットには限界があります。例えば、誤りが偶数個のビットで発生した場合(例えば2ビットエラーなど)では、パリティビットだけではエラーを検出することができません。

パリティビットの用途

  • 送受信されるデータの正しさを確認する
  • 誤りの生じやすい記憶装置や通信回線の部分でデータのやり取りをする際に、データの誤りを検出する

パリティビットは、データのビット列に1つのビットを追加することで、データ転送中に発生したエラーを検出するための簡単な方法です。しかし、エラーの検出には限界があり、より高い精度が必要な場合には、チェックサムやCRC(巡回冗長検査)など、他の方法が使用されることもあります。

回答数 1
正解率 0%