基本情報技術者試験平成31年春期問42

不正トライアングル理論で理解する不正行為

不正が発生する際には不正のトライアングルの3要素全てが存在すると考えられている。不正のトライアングルの構成要素の説明として,適切なものはどれか。

×不正解です

情報処理にしては中々聞きなれない言葉ですね。不正トライアングルとは、「動機とプレッシャー、機会、正当化」という3つの要素が揃ったときに発生するというものです。

動機・プレッシャー
自己の欲求を達成したり、問題を解決したりするためには、不正行為を行うしかないという考えに至った心理状態のことです。
機会
不正行為を行うことができる状況や環境のことです。
正当化
不正行為を行うことを正当化する理由や論理のことです。

不正トライアングル理論は、不正行為を予防するためには、これらの3つの要素のいずれか、あるいはすべてを排除することが重要であることを示唆しています。

「動機のプレッシャー」とは、自己の欲求を達成したり、問題を解決したりするためには不正行為を行うしかないと考える心理状態のことです。言い換えれば、不正行為に走ることを強制する内的または外的要因と考えることができます。例えば、

  • 借金返済のプレッシャーから横領に手を染めてしまう。
  • ノルマ達成のために不正な手段で売上を上げる。

などが挙げられます

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