流れ図において,分岐網羅を満たし,かつ,条件網羅を満たすテストデータの組はどれか。

流れ図
基本情報技術者試験 令和3年 2022年1月免除Q47 の流れ図
表1
xy
22
12
12
00
12
11
01
12
01
02
×不正解です

分岐網羅と条件網羅は、ソフトウェアテストにおけるテストケースの設計の基準を示します。

分岐網羅は、if文やswitch文などの分岐のすべての道筋(Yes/Noを含む)を少なくとも一度は通過することを目指したものです。

つまり、判断の結果が「真」と「偽」のどちらの場合でも、その処理が適切に行われるかを確認します。

一方、条件網羅とは、判定条件に含まれるそれぞれの条件が独立して「真」と「偽」の両方のパターンをカバーすることを意味します。この問題では、設問に示された流れ図の中で、全ての分岐を通過し、かつ、各条件ごとに真偽の組み合わせを網羅するテストデータの組を選択する必要があります。これを達成するためには、流れ図内の各条件に対して真・偽の状態を網羅するテストケースを設計し、分岐の全パスを行き来するデータを選ぶことが求められます。

  • ア: これは分岐網羅を満たすテストケースですが、1つ目の分岐において"y=1が真"という条件を満たしていないため、条件網羅を達成していません。
  • イ: この選択肢は条件網羅を満たしていますが、1つ目の分岐でNoの処理を行っていないため、分岐網羅を満たしていません。
  • ウ: どちらの分岐においてもNoの処理を行っていないため、分岐網羅を満たしていません。また、"x≧1が偽"かつ"y=1が真"の組み合わせもカバーしていないので条件網羅も満たしません。
  • エ: この選択肢は、全ての分岐網羅と条件網羅の基準を満たしています。分岐の全ての道筋を通過し、かつ条件の全てのパターンを網羅するため、正解となります。
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