埋込みSQLにおいて,問合せによって得られた導出表を1行ずつ親プログラムに引き渡す操作がある。この操作と関係の深い字句はどれか。

×不正解です

埋込みSQLとは、C、COBOL、Javaなどの手続き型言語内でSQLを使用する手法です。

この手法を用いると、プログラム内で関係データベースのデータを操作することができます。

カーソル操作はとても重要で、これはSQLの結果セットを1行ずつプログラムに引き渡す際に利用されます。

カーソルは、一時的にSQLクエリの結果を保持して、プログラムがそのデータを順次処理できるようにします。

"DECLARE CURSOR"でカーソルを宣言し、"FETCH"文を使用してデータを1行ずつ取得することが可能です。

ORDER BY、UNION、UNIQUEなど、他のSQLキーワードとは異なり、カーソルはこの一連のデータ処理に最適化された機能です。

  • ア: CURSORは、SQLのクエリ結果を1行ずつ親プログラムに受け渡す機能を提供します。カーソルはSQLの結果セットを順次アクセス可能とし、手続き型言語でのデータ処理を容易にします。
  • イ: ORDER BYはSQL文で使用される句で、結果セットのデータを昇順または降順に並べ替えるためのものです。カーソル操作とは直接関係がありません。
  • ウ: UNIONは複数のSQLクエリの結果セットを1つに結合するためのものです。結果を1行ずつプログラムに渡す機能はありません。カーソル操作とは異なります。
  • エ: UNIQUEは列に対し、重複する値を許可しない制約を設定するためのものです。これもカーソル操作とは直接関係がありません。