ページング方式の仮想記憶において,主記憶に存在しないページをアクセスした場合の処理や状態の順番として,適切なものはどれか。ここで,主記憶には現在,空きのページ枠はないものとする。

×不正解です

ページング方式の仮想記憶は、効率的なメモリ管理を実現するための手法です。ページングでは、仮想アドレス空間と主記憶のアドレス空間が同じサイズの「ページ」という固定長の区画に分割されます。この手法を用いることで、システムは主記憶(RAM)の制約を緩和し、大量のデータを扱えるようにしています。

ページング方式において、アクセスしたいページが主記憶に存在しない場合、以下の手順で処理が行われます。

1. ページフォールト
最初に、アクセス要求のあったページが主記憶上にないことが検出されます。この状態を「ページフォールト」と呼びます。
2. 置換え対象ページの決定
ページフォールトが発生した場合、空きページ枠がないなら、FIFOやLRUのアルゴリズムを利用して置換え対象のページを選びます。
3. ページアウト
選ばれたページを主記憶から仮想記憶に移す処理を行います。これにより、新しいページを格納するためのスペースが確保されます。
4. ページイン
最後に、必要なページを仮想記憶から主記憶に移動します。この手順を経て、アクセス要求は正しく処理されます。したがって、問題文で示された手順は選択肢「ウ」が適切です。
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